尾張 阿弥陀ヶ峰城
Amidagamine castle

全宝寺【愛知県瀬戸市品野町2丁目40】

【立地】丘城

【歴史】1482年応仁の乱の余波として細川方の桑下城主長江利景と、山名方の今村城主松原廣長が
対峙した。品野勢は長江利景を首将として阿弥陀ヶ峰に城砦を構え、今村勢は勢呼山から安戸坂を攻め
上がって布陣し、大槙山〔全宝寺西の丘陵地帯〕で大激戦の末、今村勢は敗走した。1558年信長の
家臣竹村長方の「品野城攻め」でも使用された。1615年5月「大坂夏の陣」で戦傷した三河国岩倉
城主戸田直矣の子直昌は大坂城より当地へ移り、住んだと云う。現在は寺となり、遺構は無い。

【所感】国道248〔363〕号線、県道210号線に挟まれた丘地に在ります。境内に阿弥陀ヶ峰城
跡の歴史看板が立っています。


 

阿弥陀ヶ峰城跡の看板・全宝寺〔写真:左〕全宝寺〔写真:右〕