越中 阿尾城
Ao castle

阿尾城跡【富山県氷見市阿尾】
 願生寺【富山県氷見市阿尾853】

【立地】丘城
【別称】阿波城・阿生城・氷見城・青城・青生城・英遠城・磯部城・岩崎城

【県指定史跡】


【歴史】築城年は定かではない。城ケ崎〔標高20〜40m〕独立丘陵上に築かれた城で、
天正、文禄年間(1573〜1596年)頃、菊池右衛門入道、十六郎父子の居城とされる
。織田信長配下の佐々成政に従ったが、佐々成政と前田利家が対立すると、前田方にへ寝返
り、1万石を安堵された。1597年頃、廃城となり、菊池氏子孫は加賀藩士になった。現
在は曲輪が残り、三の丸は神輿社資料館、二の丸は四阿〔東屋〕、本丸は「憩いの広場」と
成り、展望台からは富山湾、日本海が一望出来る。

【所感】国道160号線阿尾信号交差点を南へ進み、次の阿尾城跡口信号三叉路を左へ曲が
ります。最初の辻を右へ入ると、願生寺が在り、更に進むと、右手に阿尾城跡の駐車場、ト
イレ、榊葉平布神社の石碑、鳥居、阿尾城跡の石碑が在ります。鳥居を潜り、山上へ上ると
、伝三の丸の神輿社資料館、右上に榊葉平布神社が在ります。そのまま正面を行くと、四阿
〔あずまや〕、阿尾城跡の歴史看板が在る伝二の丸に着きます。白峰社本殿横から伝本丸跡
へ向う道が在り、旧白峰本殿跡地、堀切と思われる丸太段の細道を経て、本丸に着きます。
腰曲輪のように段地になっており、展望台、灯塔も在る広い地です。阿尾城跡全景写真に力
を入れていましたが、天候が悪くて綺麗に撮れなかったことが悔まれます。



 

阿尾城跡の石碑と登城口〔写真:左〕阿尾城跡の歴史看板・伝二の丸〔写真:右〕

 

白峰社本殿跡〔写真:左〕伝本丸跡〔写真:右〕