三河 荒川城
Arakawa castle

  荒川城跡【愛知県西尾市八ツ面町市場・土井】
八ッ面小学校【愛知県西尾市八ツ面町市場71】
 久麻久神社【愛知県西尾市熊味町山畔52】
   真成寺【愛知県西尾市八ツ面町熊子山2】

【立地】平城
【別称】八ツ面城・八ツ面古城

【歴史】1527年頃、戸ケ崎次郎義宗の子満氏、孫頼清が城を築いて、「荒川氏」を称したことに始
まる。1561年家康の「東条城攻め」の際、荒川甲斐守義広は家康に属して戦功を挙げ、家康の異母
妹「市場姫」を娶った。市場姫は、松平広忠が於大の方と離別して後、平原平次の娘との間に儲けた子
である。1563〜1564年「三河一向一揆」の際、義広は一揆側に付き、家康と戦って敗れ、落城
となる。義広−市場姫の間に一女があり、西尾城主酒井雅楽助正親の次男酒井忠利に嫁している。現在
は八ツ面小学校、畑地、住宅に変わり、土塁、堀が残る。

【所感】城跡の具体的な場所は分かりませんはが、八ツ面小学校北東の八ッ面町市場・土井辺りとされ
ます。このエリアは西に広がる耕地に比べ、徐々に高くなる傾斜地で、段を持って家が建っています。
各家の敷地を見て周ると、道路よりも高い土台上に家が建ち、道路が掘のように感じます。



 

土塁・八ッ面町土井〔写真:左〕荒川甲斐守義廣公之墓・真成寺墓地・久麻久神社裏〔写真:右〕