尾張 荒子城
Arako castle

 荒子城跡【愛知県名古屋市中川区荒子町大門西208−1】
荒子観音寺【愛知県名古屋市中川区荒子町宮窓138】
 豊国神社【愛知県名古屋市中村区中村町茶ノ木】

【立地】平城

【国重要文化財】観音寺多宝塔

【歴史】天文年間(1532〜1555年)、前田利昌〔利春〕の築城とされる。1537年利昌の四
男として前田利家〔幼名:犬千代〕が生まれる。15歳で織田信長に仕え、「海津の戦い」が初陣。2
2歳で10歳年下のまつを娶る。「槍の又左」と呼ばれ「美濃攻め」等の攻により、長男利久〔前田慶
次郎利益の養父〕に続いて、1569年荒子城主となる。1575年利家は越前府中城へ移り、廃城と
なる。現在は天満天神宮に変わり、境内に前田利家誕生地の石碑が立ち、遺構は無い。


【所感】荒子城跡は荒子観音寺の南西200mに位置する天満天神宮になります。小さな神社で、隣り
に権現公園が在ります。遺構は全く無く、往時は一重堀の小さな城だったそうです。荒子城跡から北4
キロ程の中村公園は豊臣秀吉の生誕地。同じ歳で〔1歳違い説も〕、子供の頃から仲が良く、利家は加
賀百万石、秀吉は太閤と大出世した二人です。




前田利家公初陣之像・あおなみ線荒子駅前

 

冨士大権現・天満天満宮

 

前田利家卿誕生之遺址の石碑〔写真:左〕前田利家卿誕生地碑記の石碑〔写真:右〕