三河 一色城
Isshiki castle

一色城跡【愛知県豊田市一色町井戸洞】

【立地】丘城

【歴史】時期は定かではない。標高350m、比高50mの尾根上に築かれた城である。旧
一色村は美濃国に近い位置に在り、地元の伝承では、小原鈴木氏の息女が美濃遠山氏に嫁い
だ際に化粧領として分与したと云う。昭和30年に岐阜県三濃村から東加茂郡に編入されて
いる為、往時の国境は明瞭なものではなかった可能性がある。現在は山林となり、曲輪、堀
切、土塁が残る。

【所感】岐阜県恵那市と愛知県豊田市の県境から県道20号線を南下し、右手最初の脇道を
入ります。1キロ程走ると、左手に集落、川を渡って500m程進むと、左手に林道浅野線
〔工事中〕が在ります。この道を入り、西井戸洞川に架かる城ヶ洞橋を渡った右手が城跡の
北側になります。前回は城跡を探し得ることが出来ませんでしたが、今回は場所をしっかり
調べてこの林道を入りましたが、一瞬、城跡が分断されたのかと思いました。林道は城跡の
北側から東側へトレースするように在り、城跡の存在を意識して外した造り方で安心しまし
た。城跡は舌状丘陵中腹から南方の尾根へ向かって延び、次第に東へ湾曲する城郭なってい
ます。この道のおかげで城跡内へ入り易くなり、城郭北端の2列の堀切と城郭東端の堀切が
確認し易くなりました。ただ、城郭北端東側の堀切が道になってしまった点は残念です。


 

道になった城郭北端東側の堀切〔写真:左〕城郭北端西側の堀切〔写真:右〕

 

城郭北端の堀切に架かる土橋〔写真:左〕城郭北端2本目の浅い堀切〔写真:右〕

 

城郭東端の堀切〔写真:左〕一色城跡全景〔写真:右〕