遠江 毘沙門堂砦
Bishamondo fort
毘沙門堂砦跡【静岡県浜松市天竜区二俣町二俣】
栄林寺【静岡県浜松市天竜区二俣町二俣116】
【立地】丘城
【歴史】二俣城の東720mに位置し、標高82m、比高40mの丘陵西端に築かれた砦で
、西麓に二俣川、南麓に阿蔵川が流れる。1575年5月「長篠・設楽原の戦い」で武田軍
に勝利した織田・徳川連合軍。同年6月徳川家康は二俣城攻めを開始。鳥羽山城を本陣とし
、4つの砦〔蜷原・毘沙門堂・南山・和田ヶ島〕を築いて包囲。毘沙門堂砦は本多忠勝が布
陣したと云う。同年12月二俣城落城。現在は山林となり、土塁、堀切、曲輪が残る。
【所感】国土地理院地図には登城道が描かれていますが、実際は若木や笹などに阻まれて道
が分からない状態になっています。栄林寺の南、お墓が並ぶ谷間の最後部から10m程直登
すると、直ぐに主要曲輪Aの北側・曲輪Bに到達出来ます。東西に細長い曲輪Bは曲輪Aの
西側まで回り込みでおり、一段下に曲輪Cもあります。曲輪Aは西端に虎口、曲輪内は倒木
・山林・コンクリート枠?などあり、東端はコの字型の土塁が囲み、堀切で尾根を遮断して
います。南山砦跡や和田ヶ島砦跡と同じように砂・砂利・丸石で出来ているので、崩れ易く
、埋もれ易くなっていますが、遺構はよく残っています。
毘沙門堂・毘沙門堂砦跡の南西麓
曲輪A東側の堀切
曲輪A東端の土塁
曲輪A
曲輪A西端の虎口
曲輪B・曲輪Aの北側
曲輪C・曲輪Bの西側