尾張 茶臼山砦
Chausuyama fort

青塚古墳史跡公園【愛知県犬山市青塚22−3】

【立地】平城
【別称】青塚砦

【国指定史跡】青塚古墳

【歴史】1584年3月「小牧、長久手の戦い」が起こると、秀吉は3月27日に犬山城へ
入り、29日には楽田城まで進出、この時、青塚に稲葉一鉄を入れたと云う。1983年青
塚古墳は国史跡に指定されている。

【所感】県道176号線西楽田団地入口信号から東へ200m程進むと、左手に古墳が目に
入って来ます。実はこういった古墳を目の前で見るのは初めてで、暫く眺めていました。


《青塚古墳》青塚古墳は愛知県で2番目大きな規模を持つ前方後円墳です。別名「王塚」「
茶臼山」と呼ばれています。犬山市の中心から南方6km、標高31mの台地端に築かれ、
古墳西側には木曽川によって形成された平野が広がります。形状は前方部・後円部共に低い
基壇の上に築かれており、前方部2段・後円部3段の築成であります。また、各段のテラス
(平坦面)には壷型埴輪が並べられています。前方部の墳項には低い壇があり、この壇を囲
むように円筒埴輪・鰭付朝顔型埴輪などが並べられています。青塚古墳の周りは、自然の地
形を利用した空堀の周濠があり、この周濠からは古墳東側のくびれ部より外に向かって延び
る陸橋があります。古墳の築かれた時期は出土した埴輪などから、4世紀中頃の古墳時代前
期に造られたものと思われます。






前方後円墳の青塚古墳