美濃 顔戸城
Gohdo castle

         顔戸城跡【岐阜県可児郡御嵩町顔戸】
ファミリーマート可児御嵩店【岐阜県可児郡御嵩町中字四万堂1895】
      横浜飯店御嵩店【岐阜県可児郡御嵩町顔戸1004−8】

【立地】丘城

【歴史】1467〜1477年「応仁、文明の乱」の頃、八百津の浄土宗善恵寺の僧侶とし
て修行していた斎藤妙椿〔1411〜1480年〕が、1460年斎藤利永没後に美濃国守
護代を務め、東美濃の拠点として築いたとされる。文武両道に秀でた妙椿は、軍事面でも越
前・近江など隣国に影響力を持ち、将軍と直接主従関係を持つこともあり、土岐氏から半ば
独立した勢力となった。1478年妙春は顔戸城に隠居し、1480年妙椿没後、妙純が継
いだと伝わる。地元の伝承では高木主水正が城主と云う。廃城年は不明。現在は竹林、住宅
となり、空堀、土塁などが残る。

【所感】ファミリーマート可児御嵩店から国道21号線を西へ950m程〔横浜飯店から東
へ400m程〕進んだ顔戸信号〔顔戸橋〕交差点を北へ曲がり、60m程進むと、左手に城
址碑があります。顔戸城跡は長いところで一辺が180m程ある不等辺五角形で、竹林で隠
された横堀・土塁がその形を造っています。横堀に囲まれた内部〔曲輪〕は数件の家が建つ
程の広さがあり、どうしてこれだけの規模で遺構が残っているのに町指定史跡でいないのか
?不思議に思います。





顔戸城址由来の石碑





南東辺りの横堀



北側の細い土橋付近の土塁





北側の太い土橋付近の土塁





土橋から曲輪内へ続く土塁





曲輪内部



南西辺りの横堀・終点