駿河 花沢城
Hanazawa castle

  花沢城跡【静岡県焼津市高崎・吉津・野秋】
諏訪八幡神社【静岡県焼津市高崎359】

【立地】山城

【歴史】1537年頃、標高141m、比高120mの山上に築かれた城で、城主は関口越
後守氏録とされる。いつからか大原肥前守資良の城となったが、1570年武田軍の侵攻に
より開城。資良は高天神へ落ち延びたと云う。現在は曲輪、堀切、土塁などが残る。


【所感】グーグルで見ると、花沢城跡の西に五差路があり、ココに花沢城跡入口の碑が立っ
ています。看板の前の道を東進し、三叉路を右へ進むと、谷の左手に登城口が在ります。つ
づら折れの登城道を登り切ると、一の曲輪に着きます。嘗てはみかん畑・茶畑だったようで
、城跡の遺構が消失している可能性があります。城郭内で最も広い曲輪で城址碑・稲荷神社
・土塁の一部が残っています。一の曲輪に寄り添いように北側に三の曲輪が在り、土橋と堀
切で繋がれていることが分かります。一の曲輪の南側にはこの城跡で最も明確な堀切遺構が
在ります。その南側には細長い二の曲輪、南端は丸くなっています。ロープを頼りに降って
行くと六の曲輪に着き、更に進むと登城口に繋がる道路に出ます。




花沢城跡入口






登城口への道



花沢城跡登城口







登城道



三の曲輪









一の曲輪



一の曲輪から見た焼津市街の景色



一の曲輪−ニの曲輪間の堀切







ニの曲輪



六の曲輪



六の曲輪から降りた帰り道