尾張 天神山城
Tenjinyama castle

天神山城跡【愛知県知多郡南知多町師崎字天神山】
  宗真寺【愛知県知多郡南知多町師崎字的場38】


【立地】丘城
【別称】二ノ段

【歴史】標高25m、比高20mの丘陵端に築かれた城である。知多半島東岸の河和・富貴を領有する
戸田宗光(1439〜1508年)と、一色氏にかわって大野城を本拠として知多半島西岸を領有する
佐治駿河守宗貞は、知多半島先端の師崎を共有して管理した。1476年4月両者は幡豆崎に陣を置く
形となり、これを「羽豆ヶ崎の両陣」と云った。佐治宗貞は幡豆崎城、戸田宗光は二ノ段本根山〔天神
山城〕に陣を構えた。現在は草地、天神社、宗真寺に変わり、曲輪が残る。


【所感】宗真寺の墓地の最高部から天神社へ行くことが出来ます。天神社の南側が曲輪で、嘗ては師崎
航路標識事務所の建物が在ったようですが、現在は中に入れない程草が生い茂っています。草地の南側
は少し開けた場所になっており、師崎航路標識事務所関連の物であろう階段から北方を見ると、天神山
城が切り立った崖上に在ることが確認出来ます。


 

荒廃した天神社〔写真:左〕南に続く道と曲輪〔写真:右〕


 

草地の南側〔写真:左〕天神山城跡西側の風景〔写真:右〕