美濃 一日市場館
Hitoichiba residence

     一日市場館跡【岐阜県瑞浪市土岐町402】
     土岐歯科医院【岐阜県瑞浪市土岐町445】
瑞浪市教育支援センター【岐阜県瑞浪市土岐町400−1】

【立地】平城
【別称】神戸城

【歴史】源頼光を祖とする美濃源氏は、美濃各地に土着した清和源氏の一族である。下って光衡の時、
源頼朝に従って軍功を挙げ、美濃土岐へ移住し、土岐氏と改姓して祖となる。1189年美濃守護職と
なり、一日市場に居館を構える。光衡の子光行は源実朝に仕え、1216年東美濃を統一。頼貞の時、
後醍醐天皇の命に応じ、足利尊氏と共に鎌倉幕府打倒に功を挙げる。その後も足利尊氏に仕え、頼康の
時、美濃、尾張、美濃三国の守護職となる。1353年革手城〔川手城〕へ移り、廃城になったとされ
る。土岐頼芸、明智光秀は頼貞から派生した同族の者である。現在は八幡神社、住宅に変わり、土塁ら
しきものが残る。境内に館跡の石碑が立つ。

【所感】県道352号線の一日市場T字交差点の北に八幡神社が在り、「土岐氏一日市場館跡」と書か
れた大きな看板が設置されているので、分かり易いと思います。城に興味を持つ前は「何だろう?」と
思っていました。八幡神社の拝殿裏手に遺構らしき土塁が横たわっており、拝殿右に「土岐氏一日市館
跡」の石碑、明智光秀公の胸像が在ります。館跡らしき雰囲気は感じられませんが、美濃源氏の発祥地
として訪ねておきたい場所です。





「美濃源氏発祥之地 土岐氏一日市場館跡」の石碑・「美濃源氏発祥の地」の看板・八幡神社

 

八幡神社〔写真:左〕明智光秀公日向守顕彰之碑〔写真:右〕



土塁か、神社の結界か・八幡神社境内北端