三河 細川分一番所
Hosokawa Buichibansho

細川分一番所跡【愛知県岡崎市細川町権水】
 細川御番所跡【愛知県岡崎市桑原町大沢】
    蓮性院【愛知県岡崎市細川町権水56】
    龍渓院【愛知県岡崎市桑原町大沢26】


【立地】平地

【歴史】1718年東広瀬〔矢作川番所〕より移された矢作川と巴川の合流点の少し下流細
川町権水に置かれた船番所である。川船は寛文年間(1661〜1672年)頃より盛んに
なり、船荷に対して十分の一〔種類によって1/10〜1/70〕の運上金を徴収したので
、分一番所と云われる。上流へは塩・魚・味噌・綿・綿布・酒などが運ばれ、下流へは薪炭
・木材・たばこ・栗・椎茸・柿などが運ばれ、拳母への船渡し場でもあった。1839年建
立の常夜灯が残る。陸路の番所は足助街道沿いの龍渓院参道入口近くに在ったとされる。


【所感】細川町権水の蓮性院から矢作川沿いの道へ出て北上すると、右手に常夜灯、更に進
んだ右手に分一番所跡の小さな石碑が立っています。常夜灯のみと思っていましたが、分一
番所跡の石碑を見つけた時、ここに在ったという確信と嬉しさを感じました。


 

渡し場跡・分一番所跡の石碑〔写真:左〕常夜灯〔写真:右〕

 

龍渓院参道入口〔写真:左〕蓮性院〔写真:右〕