三河 伊保城
Ibo castle

    伊保城跡【愛知県豊田市保見町御山前】
豊田市教職員会館【愛知県豊田市保見町西古城92】
  保見町公民館【愛知県豊田市保見町北山59−1】

【立地】丘城
【別称】御山前城・伊保陣屋

【伊保藩】1600〜1638年・1681〜1710年

【歴史】1600年「関ヶ原の戦い」の後、岩崎城主の丹羽氏次が三河国加茂郡伊保1万石
で伊保藩を立藩したことに始まる。1601年氏次没後、その子氏信が遺領を継いだ。16
14〜1615年「大坂の陣」に参戦し、1638年1万石の加増を受け、美濃国岩村へ転
封となり、一時廃藩となった。代官の鳥山牛之助精俊−精明−精元−精永らの管理下となっ
たが、1681年陸奥国石川郡浅川より本多忠晴が入り、1万石で再立藩。1705年三河
国碧海郡・遠江国榛原郡内において5000石の加増を受け、1710年遠江国相良城へ移
り、廃藩となる。現在は畑地、住宅に変わり、曲輪、土塁、石垣が残る。


【所感】市教職員会館の東、保見町公民館南の畑、住宅が伊保城跡になります。市教職員会
館前の坂道を南へ降りて、直ぐ左の細道を入ります。左手のお宅を2軒過ぎた左側〔北〕畑
地奥にL型の土塁、その向こう裏手に堀の一部が残ります。石垣は右側〔南〕の畑地の奥で
、一段下の住宅地との間に畑地を支えるように在ります。




主郭と土塁



土塁



石垣