遠江 加賀爪館
Kagazume yakata

     加賀爪館跡【静岡県袋井市新池】
       栄泉寺【静岡県袋井市新池465】
    加賀爪屋敷跡【静岡県磐田市笠梅】
加賀爪甲斐守の屋敷門【静岡県磐田市笠梅】

【立地】平地

【歴史】永享年間(1429〜1441年)、2代加賀爪〔加ヶ爪〕忠定の時、遠江国山名
荘新池郷を領した。泰定は今川氏輝・義元に従って「長久保の戦い」で討死するが、5代政
豊は徳川家康に従い、1569年新池郷370貫文+垂木郷35貫700文を安堵されてい
る。以後、一族は近世旗本として存続した。館跡は原野谷川右岸の自然堤防上にあり、嘗て
一辺90m程の方形屋敷地と周囲を巡る堀跡が確認出来たと云う。場所は栄泉寺の南、鉄開
橋の西辺りとされ、現在は住宅が建ち、遺構は無い。

【所感】場所は正確には分かりませんが、鉄開橋の西岸、上新池バス停辺りではないかと思
われます。加賀爪直澄は正保年間(1644〜1648年)遠江・武蔵・相模国内1万石を
領有した大名で、内6500石が遠江国、大海村(磐田市笠梅)に屋敷があったそうです。







加賀爪館跡辺り・袋井市



栄泉寺・袋井市



加賀爪屋敷跡辺り・磐田市



加賀爪甲斐守の屋敷門・磐田市