三河 木戸城
Kido castle

木戸城跡【愛知県安城市木戸町東屋敷】
春日神社【愛知県安城市木戸町東屋敷66】

【立地】平城
【別称】木戸村古城

【市指定史跡】

【歴史】室町時代(1336〜1573年)中期、石川式部、石川太郎五郎の居館であったが、147
1年松平宗家3代信光の安祥城攻略後、城を築いて足助庄の成瀬藤五郎直庸が配されたと云う。4代後
の成瀬藤蔵正義は家康に仕え、1563〜1564年「三河一向一揆」の鎮圧、1568年信長上洛時
の援軍、1570年「姉川の戦い」などで武功を挙げたが、1572年「三方ヶ原の戦い」で家康の身
代わりとなり、討死した。正義の後は弟正一が継ぎ、その子成瀬正成は初代犬山藩主となる。現在は春
日神社に変わり、堀、土塁が残る。

【所感】北の鹿乗川、南の矢作川に挟まれた地で藤井城の西500mに位置します。本殿の両脇に空堀
が残っていますが、特に西側の空堀は幅、深さがあって見応えがあります。


 

春日神社・木戸城跡〔写真:左〕春日神社本殿西側の空堀〔写真:右〕


 

春日神社入口の土塁