遠江 気賀陣屋
Kiga jinya

気賀陣屋跡・気賀小学校【静岡県浜松市北区細江町気賀11529−1】
       気賀関所【静岡県浜松市北区細江町気賀4577】

【立地】山麓
【別称】近藤屋敷・気賀近藤氏陣屋

【歴史】1568年徳川家康の遠江侵攻の際、案内役を務めた「井伊谷三人衆」の一人近藤
康用の子秀用が、1619年次男用可に5300石を分知して構えた旗本陣屋である。用可
は気賀近藤氏の祖となり、代々気賀関所の関主を勤めた。用可の後、用治−用由−用清−用
武−用随−用知−用恒−用永−用明−用吉−用虎と続いた。場所は気賀小学校の南半分辺り
とされ、遺構は無い。陣屋の庭に植えられていたと云う椎の木があり、毎年、椎の実を幕府
に献上していたことから「江戸椎」と呼ばれ、細江町の天然記念物に指定されている。


【所感】気賀小学校南門の前に椎の木が在ります。陣屋が在ったとされる場所は校舎・駐車
場・住宅となっていますが、陣屋跡と分かるような区画にもなっていないので、全く変わっ
てしまいました。




気賀近藤陣屋遺木江戸椎・気賀小学校南門前




気賀近藤家の墓・宝林寺東の山