三河 岡山城
Okayama castle

岡山城跡【愛知県西尾市吉良町岡山字砦山】


【立地】丘城
【別称】岡山砦・岡山古城

【歴史】比高15mの丘陵端に築かれた館城とされる。14世紀後期、西条吉良家4代満義
の五男満康が岡山氏の祖となり、その後、岡山氏代々の居城として存続したと云う。16世
紀中期、城主に富永半五郎勝光・富永半三郎勝光の名があり、室城主富永伴五郎忠元が管理
したとある。1561年家康の「東条城攻め」で忠元が討死、敗れた東条義昭は岡崎に捕わ
れたが、1562年許されて東条に戻った。1563年「三河一向一揆」が起こると、義昭
は再び家康に背いて東条城へ入り、一揆方の久留善四郎正勝は家康方へ寝返り、岡山城に籠
って一番槍の功名を立てたと云う。江戸期は吉良上野介義弥の次男弥清が住し、岡山八兵衛
を称した。現在は山林に変わり、曲輪が残る。

【所感】県道318号線岡山信号を南へ進んだ最初の辻を右へ曲がった正面に見える山が岡
山城跡です。南西の尾根端に墓地が在る場所です。県道318号線を東へ進むと、東条城跡
が在ります。





岡山城跡遠景