三河 小牧砦
Komaki fort

小牧砦跡【愛知県西尾市吉良町小牧字郷中】
 宝泉寺【愛知県西尾市吉良町小牧字郷中86】

【立地】平城

【歴史】1561年松平元康〔徳川家康〕が「東条城攻め」の際に築いた砦である。小牧砦
を本陣として本多広孝〔1527〜1596年〕を置き、津平砦・友国砦に松井忠次、糟塚
砦に小笠原三九郎長滋を配した。今川氏真は東条城に吉良義昭、西条城に牧野貞成を置いて
迎え撃ったが、元康軍が勝利し、代わって東条城に鳥居忠吉、松井信一、西条城に酒井雅楽
助が入った。1563〜1564年「三河一向一揆」の際、許されて岡山城〔吉良町〕に居
た義昭は、再度、家康に背いて東条城へ入り、一揆方の将として抗戦したが、和議が進むと
、近江へ逃れた。場所は宝泉寺の南辺りとされ、現在は住宅となり、遺構は無い。


【所感】小牧陣屋跡の南西、宝泉寺の南辺りが砦跡ではないか?と言われています。現在は
道路で分断された区画です。





宝泉寺



小牧砦跡辺りか・宝泉寺南



小牧陣屋跡