三河 九沢砦
Kuzo fort

    九沢砦跡【愛知県豊田市桑原町上清泰地】
豊田市稲武体育館【愛知県豊田市桑原町下清泰地252】

【立地】山城

【歴史】時期は不明。標高630m、比高130mの山頂に築かれた山田氏の砦で、武節古
城と川手城の繋ぎの城とされる。現在は反射板、山林となり、曲輪、堀切、竪堀が残る。

【所感】武節古城の北西500mに位置し、現在は反射板が設置されています。砦跡への道
は他にも有るかもしれませんが、私は北から攻めました。この道が最も短時間で行ける方法
と思います。国道153号線から九沢集落へ向かう道中にヘアピンカーブ〔御所貝津町アナ
ブシ〕が在り、ここに山へ入る道〔登城口〕が在ります。5分程歩いた最初の峠辺りから左
の尾根上へ直登し、あとはひたすら最高所を目指して進めば、主郭となる電波反射板、北側
に堀切、長い曲輪が在ります。反射板のフェンスに沿って東側へ回り込めば、遠く眼下に武
節城跡が見えます。余談ですが、九沢砦へ向かう際、間違えて尾根上へ直登する峠を反対側
〔右へ〕へ登り、最初の最高地、次の最高地を経て、西方の尾根へ進んだ時、尾根谷に1つ
堀切〔御所貝津町アナブシの南西部〕が在りました。尾根を横切る道でもなさそうですし、
普通に遺構として写真を撮りたくなるレベルのものでした。これは何なんでしょう?この後
、九沢砦跡とは反対の方向へ向かっていたこと分かり、電波反射板へ行けたのですが…。




武節城跡から見た九沢砦跡

 

登城口〔写真:左〕登城道〔写真:右〕

 

尾根上へ直登する最初の峠〔写真:左〕主郭〔写真:右〕

 

主郭北側の堀切〔写真:左〕主郭北側の曲輪〔写真:右〕