飛騨 鍋山城
Nabeyama castle

鍋山城跡【岐阜県高山市松之木町・漆垣内町】

【立地】山城

【県指定史跡】

【歴史】天文年間(1532〜1555年)、鍋山〔標高753m〕に鍋
山豊後守安室が築いたとされる。安室は大八賀郷の小領主で、三仏寺城か
ら鍋山へ移り、「鍋山氏」を称したと云う。畑佐城の山田氏、天神山城の
高山外記が三木自綱に滅ぼされ、安室も三木氏に降ったが、自綱の弟顕綱
に追い出され、三木氏の居城となる。1585年秀吉の命で越前大野城主
金森長近が飛騨へ攻め入り、自綱を攻め滅ぼし、飛騨3万3300石で領
主となる。長近は初め、鍋山城を本城としたが、手狭になり、1588年
高山城へ移り、廃城となる。現在は曲輪、土塁、石垣などが残る。


【所感】国道158号線、国道361号線の合流点に挟まれるように在る
山が鍋山です。山裾が富士山のように広がり、遠くからでも直ぐに分かり
ます。前日の雨で訪城時間が短縮され、石垣を確認しないまま、遠景写真
で終わってしまいました。残念!




鍋山城跡遠景