尾張 名古屋城
Nagoya castle

       名古屋城【愛知県名古屋市中区本丸・二の丸・三の丸】
     名古屋能楽堂【愛知県名古屋市中区三の丸1丁目1−1】
        定光寺【愛知県瀬戸市定光寺町373】
       平和公園【愛知県名古屋市千種区平和公園3丁目】
名古屋東照宮・明倫堂跡【愛知県名古屋市中区丸の内2丁目3−37】
      那古野神社【愛知県名古屋市中区丸の内2丁目3−17】
        円融寺【愛知県西尾市吉良町宮迫字四反田92】
        興正寺【愛知県名古屋市昭和区八事本町78】
        圓乗寺【愛知県北名古屋市石橋字大日99】
        泰岳寺【愛知県春日井市上条町10−198】
        妙興寺【愛知県一宮市大和町妙興寺字妙興寺境内2411】
        正福寺【愛知県一宮市大和町苅安賀字西北出2999−1】

【立地】平城
【別称】金鯱城・柳城・蓮左城・柳ヶ城・金城・鶴ヶ城・亀尾城・那古野城・楊柳城
    ・楊ヶ城・蓮北城
【天守の構成・形式】連結式層塔型天守

【国特別史跡】名古屋城跡
【国重要文化財】名古屋城東南隅櫓、西北隅櫓、西南隅櫓、表二之門、二之丸大手二之門、
        旧二之丸東二之門
【国名勝】名古屋城二之丸庭園

【尾張藩・名古屋藩】1612〜1871年

【歴史】1600年「関ヶ原の戦い」で勝利した家康は、各地に築城を始める。1609年
家康は清須から名古屋へ遷府を決定し、名古屋城の築城を命ずる。1610年名古屋城の築
城、清須越し、堀川の造成工事が始まり、1611年堀川が完成。1612年本丸御殿の建
設が始まり、天守閣が竣工、名古屋城がほぼ完成する。1613年清須越しがほぼ完了し、
城下町の整備が始まる。1614年三の丸堀、諸門の工事が完了し、本丸御殿が完成。16
12年頃、家康の九男清洲城主徳川義直が名古屋城へ入り、初代城主となる。1617年二
の丸御殿完成。天守の延床面積は日本一、高さは江戸城、大阪城に次ぐ3番目である。尾張
徳川家は義直の後、光友−綱誠−吉通−五郎太−綱友−宗晴−宗勝−宗陸−斉朝−斉温−斉
荘−慶臧−慶勝−茂徳−義宜−慶勝と17代続く。1635年の総知行高は63万3000
石であったが、1671年幕府上申の尾張藩公称高は61万9500石となる。1879年
名古屋城の保存が決定。1942年国宝に指定されるが、1945年空襲で消失。1959
年天守が外観復元され、内部は展示館になっている。本丸御殿障壁画、3隅櫓、3門が重要
文化財に指定され、水堀、石垣、曲輪など見所は多い。

【所感】名古屋城は天守内も含めて周れば、1時間強は掛かる日本最大級の城郭です。私が
初めて撮った城です。正門を潜り、左手に見える建物が西南隅櫓。櫓へ近づくに連れ、奥に
大天守が見えて来ます。この場所でも十分にその大きさを感じられますが、表二之門を潜り
、本丸へ入って目の前にすると、思わず「お〜!」と声が出てしまいます。名古屋城大天守
は床面積が広く、横綱のような重量感を感じます。それは下半身の強さともいえる加藤清正
の石垣がそう見せているのかも知れません。天守内は展示室になっており、城や城下町に関
するあれこれが紹介されています。天守外へ出ると、あまりにも天守が大きいので、再度、
振り返って見てしまうはずです。そんな名古屋城のお薦めは、加藤清正が築いた天守西側の
空堀から反り上がる三日月石垣です。







雌の金鯱・金鯱展







雄の金鯱・金鯱展





 







 





五重五階地下一階〔現在:五重六階地下一階〕 外観復元 大天守
本丸地盤からの高さ:48.27m 空堀底面からの高さ:55.51m 大天守本体の高さ:36.1m


 

大天守と小天守を繋ぐ橋台と剣塀〔写真:左〕本丸堀の鹿〔写真:右〕



二重二階地下一階 外観復元 小天守 小天守本体の高さ:17.0m



本丸西南隅櫓から見た大天守と小天守

 



金鯱:雌・天守南側・高さ:2.579m〔写真:左〕金鯱:雄・天守北側・高さ:2.621m〔写真:右〕







本丸御殿と天守







本丸御殿

 

玄関 一之間・本丸御殿〔写真:左〕玄関 二之間・本丸御殿〔写真:右〕

 

表書院 上段之間・本丸御殿〔写真:左〕表書院 一之間・本丸御殿〔写真:右〕

 

表書院 二之間・本丸御殿〔写真:左〕表書院 三之間・本丸御殿〔写真:右〕


 

対面所 上段之間・本丸御殿〔写真:左〕対面所 次之間・本丸御殿〔写真:右〕

 

対面所 納戸一之間・本丸御殿〔写真:左〕上御膳所の囲炉裏・本丸御殿〔写真:右〕

 

下御膳所の囲炉裏・本丸御殿〔写真:左〕鷺之廊下・本丸御殿〔写真:右〕

 

上洛殿 上段之間の引き戸・本丸御殿〔写真:左〕上洛殿 上段之間・本丸御殿〔写真:右〕

 

上洛殿 一之間・本丸御殿〔写真:左〕上洛殿 二之間・本丸御殿〔写真:右〕

 

上洛殿 三之間・本丸御殿〔写真:左〕湯殿書院 一之間・本丸御殿〔写真:右〕

 

湯殿書院 二之間・本丸御殿〔写真:左〕湯殿書院 浴室(湯殿)・本丸御殿〔写真:右〕

 

黒木書院 一之間・本丸御殿〔写真:左〕黒木書院 二之間・本丸御殿〔写真:右〕







二重三階 本丸西南隅櫓【国重要文化財】

 

本丸西南隅櫓の内部1階〔写真:左〕本丸西南隅櫓の2−1階の階段〔写真:右〕

 

本丸西南隅櫓の内部2階〔写真:左〕本丸西南隅櫓の2−3階の階段〔写真:右〕

 

本丸西南隅櫓の内部3階









三重三階 御深井丸西北隅櫓【国重要文化財】隅櫓本体の高さ:13m

 

 

御深井丸西北隅櫓の内部1階【国重要文化財】

 

御深井丸西北隅櫓の内部2階【国重要文化財】

 

 

御深井丸西北隅櫓の内部3階【国重要文化財】









二重三階 本丸東南隅櫓【国重要文化財】

 

本丸東南隅櫓の内部1階【国重要文化財】

 

本丸東南隅櫓の内部2階【国重要文化財】

 

本丸東南隅櫓の内部3階【国重要文化財】



二の丸から見た本丸東南隅櫓と天守





本丸へ移築された二の丸東鉄門二之門【国重要文化財】



二の丸西鉄門二之門【国重要文化財】






本丸表二之門【国重要文化財】



本丸表一之門の礎石



正門(榎多門→江戸城蓮池門移築→蓮池門復元)

 

本丸不明門〔写真:左〕清正石・本丸東門跡〔写真:右〕

 

小天守西側の「鵜の首」〔写真:左〕東南隅櫓南側(大手馬出西側)の「鵜の首」〔写真:右〕

 

搦手曲輪南側の「鵜の首」〔写真:左〕塩蔵門跡〔写真:右〕

 

 

 

城内の井戸跡

 

清正公石曳きの像・二の丸〔写真:左〕馬場跡・愛知県体育館・二の丸〔写真:右〕


 

「刻銘」た中ちくこ守石=田中筑後守石〔写真:左〕「刻銘」加藤肥後守 内小代下総・天守台〔写真:右〕



石垣に多く見られる「刻紋」



二の丸埋門跡



南蛮たたき鉄砲狭間・二の丸



二の丸庭園【国名勝】




北暗渠・二の丸



霜傑亭(茶席)跡・二の丸



南池・二の丸東庭園



二の丸東庭園

 

那古野城跡の石碑・二の丸〔写真:左〕青松葉事件之遺跡の石碑・二の丸〔写真:右〕



二の丸西南隅櫓跡



二の丸太鼓櫓跡



二の丸東南隅櫓跡



二の丸東側の空堀





二の丸東鉄門跡





二の丸東北隅櫓跡



西の丸西南隅櫓台



西の丸月見櫓台と水堀



水堀から見た大天守







加藤清正公像・名古屋能楽堂・三の丸

 

篠島の矢穴石・名古屋能楽堂・三の丸〔写真:左〕外堀の水量を調整する辰之口水道大樋〔写真:右〕




幅下門跡



三の丸東門跡







三の丸東門跡の石垣





三の丸本町門跡の石垣





三の丸御園門跡の石垣



御園橋西側の三の丸外堀・名鉄瀬戸線旧堀川駅



大津橋西側の三の丸外堀・名鉄瀬戸線旧大津町駅

 

名古屋城清水門か・妙興寺総門〔写真:左〕名古屋城門・正福寺山門〔写真:右〕

 

名古屋城本丸大手馬出門・興正寺東山門〔写真:左〕名古屋城門・圓乗寺山門〔写真:右〕

 

名古屋城三の丸清水口赤門・泰岳寺山門〔写真:左〕源敬(徳川義直)公廟【国重要文化財】・定光寺〔写真:右〕

 

名古屋東照宮〔写真:左〕尾張藩校 明倫堂趾の石碑〔写真:右〕

 

那古野神社〔写真:左〕尾張藩士横井也有宅跡の看板〔写真:右〕



尾張藩7代藩主徳川宗春公の墓/赤穂義士片岡高房公の墓/尾張藩士星野勘左衛門茂則公の墓



円融寺・星野勘左衛門舊里の石碑/円融寺の大ナギ/天下一の弓術家・星野勘左衛門生誕之地の石碑