志摩 波切城
Nakiri castle

 波切城跡【三重県志摩市大王町波切】
大王崎灯台【三重県志摩市大王町波切54-1】
  仙遊寺【三重県志摩市大王町波切6】

【立地】丘城
【別称】波切砦

【歴史】1363年九鬼隆良の築城とされる。南北朝時代(1336~1392年)末期、
熊野から来住した川面氏が大王崎に城を構え、波切、名田、立神の一部を領有したが、貞治
年間(1362~1368年)、紀州九鬼浦から来た九鬼三郎右衛門尉隆良に制圧され、そ
の配下となった。その後、隆基-隆次-泰隆-定隆-嘉隆と続くが、隆次は答志郡へ進出、
泰隆は加茂郡へ進出して岩倉に田城を築き、嘉隆は織田・秀吉期に水軍として活躍し、15
94年鳥羽城を築いて移った。現在は公園となり、曲輪、土塁らしきものが在る。

【所感】波切漁港→干物・真珠宝石店→大王崎灯台へ向かう途中の八幡さん公園〔グーグル
では波切九鬼城址展望公園〕が波切城跡です。公園入口付近の足場が整備されているので、
神社・東屋の背後に在る土塁や城址碑が立っている小曲輪が遺構なのか?不明となっていま
す。大王崎灯台からは城跡全体が見え、太平洋に突き出した断崖上に在ることが確認出来ま
す。同じく灯台から見える仙遊寺に波切九鬼氏の墓が在ります。




土塁か・八幡さん公園入口



波切九鬼城址碑




曲輪か





波切城跡





大王崎灯台から見た波切城跡



大王崎灯台から見た仙遊寺



波切九鬼一族の墓・仙遊寺



波切城跡から見た大王崎灯台



大王崎灯台



大王崎灯台から見た大王崎