遠江 日坂陣屋
Nissaka Jinya

日坂陣屋跡【静岡県掛川市日坂】
川向公会堂【静岡県掛川市日坂808-2】

【立地】丘地
【別称】日坂御林守陣屋・日坂御林陣屋

【歴史】元文年間(1736~1741年)に置かれた陣屋である。1712年掛川城主・
小笠原壱岐守長凞が岩井左太夫〔政右衛門〕に日坂宿御林守を命じる。初めは佐野郡澤村石
上〔掛川市初馬字石上〕に在ったが、元文年間、当地に移ったと云う。1749年からは中
泉代官の日坂宿における手代も兼ね、1801年まで日坂宿の民政の任にも当たった。現在
も岩井氏の子孫が近くに居住している。現在は住宅となり、遺構は無い。

【所感】陣屋の広さは東西70m、南北25m、跡地は水田として利用されたようです。川
向公会堂の西に位置しますが、専門家でも陣屋の範囲を線で引くことは難しい状態のようで
す。東海道五十三次25番目『日坂宿』が見下ろせる高台に陣屋がありました。




日坂陣屋跡辺り



日坂宿 本陣跡




日坂宿 脇本陣跡



日坂宿の下木戸跡と高札場