三河 能登瀬城
Notose castle

     能登瀬城跡【愛知県新城市能登瀬字上ノ平】
鳳来ゆーゆーありいな【愛知県新城市能登瀬字壱輪23−1】

【立地】丘城

【歴史】弘治、永禄年間(1555〜1570年)、菅沼定仙の城とされるが、どのように
使われたか不明である。場所はハッキリしないが、旧洞泉庵近くに在ったとされる。現在、
洞泉庵跡地は梅林となり、現役の井戸が残る。


【所感】湯谷温泉郷内を走る県道439号線と分岐する湯谷大橋から国道151号線を北上
します。「鳳来ゆーゆーありいな」などを経て、1.4キロ程北上した能登瀬公民館手前の三
叉路を右へ入ります。100m程進むと、右手に「舟井戸と名号碑」の看板と南無阿弥陀仏
の石碑、湧水が在ります。往時、この湧水は住人の生活水、名越方面へ通ずる旧街道を往来
する人の癒しの水で、現在も少しですが、水が出ています。更に100m程進むと、右手に
S字を描いて上る道が在り、墓地参拝者用の砂利駐車場で行き止まりになります。現地に住
む人に話を聞いたところ、駐車場前の梅林に戦前まで洞泉庵が在ったそうで、梅林内にこの
寺が利用したであろう井戸が、今も現役で残っています。駐車場の山側に石垣が在りますが
、この上に歴代住職の墓が在り、その左手に多くに檀家の墓が並んでいます。洞泉庵の場所
はほぼ間違いないようですが、城の存在は現地の人も分かりませんでした。


 

洞泉庵跡の井戸



南無阿弥陀仏の名号碑と舟井戸の清水