三河 大平東大森城
Ohira Higashi ohmori castle

         大平東大森城跡【愛知県岡崎市大平町東大森】
       日本高分子岡崎工場【愛知県岡崎市大平町東大森33−1】
 レッドバロンパーツセンター岡崎【愛知県岡崎市大平町東大森1】

【立地】平城
【別称】大平村古城

【歴史】築城年、築城者は定かではない。台地上に築かれ、城主に本多作左衛門重次〔15
29〜1596年〕の名がある。重次は通称「作左」と呼ばれ、松平宗家7代清康・8代広
忠・9代家康に仕え、1565年三河平定後、家康に三河三奉行を任ぜられた。高力清長「
仏の高力」、天野康景「どっちへんなしの天野」に対し、本多重次「鬼の作左」の異名を持
つ。1590年上総国小井戸3000石の領主となったが、1596年井野〔茨城県取手市
〕で生涯を終えた。場所は日本高分子、レッドバロン辺りとされ、遺構は無い。


【所感】国道1号線大平町東信号交差点を南へ曲がり、100m程進んで右折すると、日本
高分子、レッドバロンが在ります。南側へ回ると、石垣で築かれた台地上に在ることが分か
ります。たまたま会ったお爺さんに話を聞いたところ、嘗てココに日清紡績〔現:日清紡〕
が在り、川水を使った発電の名残りで石垣が残っているそうです。この日本高分子の南側に
土井下、東側に土井東の字名があります。




大平東大森城跡辺り・日本高分子岡崎工場