遠江 笹岡城
Sasaoka castle

       笹岡城跡【静岡県浜松市天竜区二俣町二俣】
天竜区役所・天竜消防署【静岡県浜松市天竜区二俣町二俣481】
   浜松市天竜体育館【静岡県浜松市天竜区二俣町二俣501】

【立地】平山城
【別称】二俣古城・笹岡古城

【歴史】本城山〔標高108m〕の山腹〔標高60〜70m〕に築かれた城で二俣城の前身
とされるが、築城年、城主は定かではない。現在は区役所・消防署・体育館などに変わり、
物見曲輪〔詰曲輪〕と南側に4段曲輪の一部が残る。

【所感】訪城の際、天竜区役所の駐車場が利用出来ます。天竜消防署入口の南に「二俣古城
址 笹岡城址」の石碑、消防署に北側に「笹岡古城址」の石碑「笹岡城跡」の看板が立ち、
ここが南面の4段曲輪、本城山山頂の詰曲輪(物見曲輪)へ向かう登城口になります。登城
口から50m程歩くと、右手に戻るように上る道が有り、丸太段を登ると、低い電柱が並ぶ
細長い曲輪が在ります。これが詰曲輪の南面に築かれた4段曲輪の一つです。他にも短い1
段が確認出来ますが、縄張り図にあるような4段にはなっていません。ジグザグの道を登る
と、山頂の詰曲輪は、下段に無線施設の高い鉄塔、上段に高圧電線を支える送電塔が立って
います。土塁のように見えるものもありますが、鉄塔建設の際に削平された残りと思われま
す。天竜消防署に入口に立つ二俣古城址碑の裏手に畑地や雑木林(竹林)がありますが、こ
こが南曲輪(二の曲輪)の名残りと思われます。本曲輪は消防署・区役所・区役所の駐車場
、西曲輪は天竜体育館に変わり、今は本城山南麓の笹岡城跡を見ることは出来ません。





二俣古城址碑・天竜消防署入口横・南曲輪(二の曲輪)辺り



登城口の城址碑と看板



登り口



詰曲輪(物見曲輪)南面の4段曲輪の一つ





詰曲輪(物見曲輪)下段・無線施設鉄塔





詰曲輪(物見曲輪)上段・送電塔




西曲輪・浜松市天竜体育館



本丸〔天竜区役所駐車場〕から見た詰曲輪(物見曲輪)・無線施設鉄塔



天竜消防署から見た詰曲輪(物見曲輪)