尾張 志段味城
Shidami castle

   志段味城跡【愛知県名古屋市守山区中志段味字野添】
志段味団地集会所【愛知県名古屋市守山区中志段味字野添530−43】

【立地】平城
【別称】新居城

【歴史】水野又太郎良春が、1361年新居城〔尾張旭市〕へ移る以前に築かれた城である
。1331年「元弘の乱」に於いて、吉野金峯山寺僧兵団の将として戦っていたが、133
4〜1336年「建武の新政」の頃、先祖の地志段味へ帰郷した。1336年南北朝の戦乱
期、吉野に呼ばれて南朝方として戦ったが、再び帰郷し、志段味の山林、原野を開拓した。
1361年志段味城を一族に預け、新居城へ移った。最後の志段味城主は水野作右衛門と云
い、福島正則に属したが、1600年正則が安芸国広島へ移ると、作右衛門は浪人となり、
子孫は農民になったと云う。現在は住宅、荒廃地となり、遺構は無い。

【所感】県道15号線の野添橋信号を北へ曲がり、野添川沿いに350m程走った左手の志
段味団地集会所・汚水処理場・荒廃地が“野添”になります。野添の東側1/3は住宅地、
西側の2/3は宅地になるであろう平坦地〔草地〕が広がっています。




志段味城跡辺りか・汚水処理場