三河 白倉城
Shirakura castle


          白倉城跡【愛知県新城市上吉田字白倉】
Aコープ長篠支店山吉田出張所【愛知県新城市下吉田字五反田32 】
        南設ファーム【愛知県新城市上吉田字札角33】

【立地】山城
【別称】上吉田城

【歴史】標高230m、比高180mの山腹に築かれた足助鈴木氏の流れを汲む鈴木長門守重信の居城
とされる。1529年頃、三河国加茂郡から遠江国掛川へ移り、1532年三河国吉田郷上吉田村へ移
り、白倉城を築いたと云う。今川氏の家臣井伊直盛に仕え、重時−重好と続くが、1568年重時は柿
本城を築いて移った。現在は山林となり、近代に築かれたと思われる曲輪、石垣、土塁が見られる。

【所感】南設ファームの北方、県道81号線から浅間山へ向かう川沿いの道を1200m程進むと、右
手に「許可なく入山を禁止します」の看板が在ります。看板横の橋を渡った直ぐ左手が登城口で、直ぐ
に白倉古城登り口の碑が在ります。杉林のジグザグ道を15分程登れば城跡。広い場所に石垣で支持さ
れた平坦地が幾重に在り、近代に築かれた耕地が杉林に変わったような感じを受けます。浅間山の北西
麓に位置する三河−遠江国境の峠道沿いで、近くに釈迦堂も在ったようです。



 

白倉城跡登城口〔写真:左〕白倉古城登り口の碑〔写真:右〕

 

登城道〔写真:左〕城址碑下の段地〔写真:右〕


 

白倉古城址の碑〔写真:左〕城跡東端の土塁?〔写真:右〕

 

城跡南端の尾根を削った平坦地〔写真:左〕釈迦堂址の碑〔写真:右〕