伊勢 正法寺山荘
Shoboji temple mountain villa

正法寺山荘跡【三重県亀山市関町鷲山字溝】

【立地】丘城

【国指定史跡】正法寺山荘跡

【歴史】永正年間(1504〜1521年)初期、羽黒山〔標高291m〕山麓に関盛貞が
築いた砦寺である。平家を先祖とする関氏は、亀山城を本城とし、神戸城、国府城、峯城、
鹿伏兎城を一族で固めた北伊勢の土豪である。天正年間(1573〜1592年)初期に廃
寺となる。現在は桜の名所として親しまれ、曲輪、土塁、井戸跡、排水溝石積み、建物礎石
などが残る。

【所感】県道11号線から小野川沿いを北上すると「正法寺山荘跡」の案内板が立っていま
す。入口に碑、少し進むと歴史看板、最後に山荘跡まで車で行けます。いきなり土塁が目に
入り、井戸跡もすぐに分かります。広い平地に桜〔約200本〕が植えられ、花見で賑わう
ことは容易に想像出来ます。


 

正法寺山荘跡の木碑〔写真:左〕井戸跡〔写真:右〕

 

土塁