阿波 徳島城
Tokushima castle

　　　　徳島城跡【徳島県徳島市徳島町城内】
市立徳島城博物館【徳島県徳島市徳島町城内１−８】
徳島地方合同庁舎【徳島県徳島市徳島町城内６−６】
　徳島簡易裁判所【徳島県徳島市徳島町１丁目５】
　　　徳島市役所【徳島県徳島市幸町２丁目５】
　　　徳島税務署【徳島県徳島市幸町３丁目５４】
　　　徳島保健所【徳島県徳島市新蔵町３丁目８０】
　　　内町小学校【徳島県徳島市徳島町城内１−１５】

【立地】平山城
【別称】渭山城・渭津城

【国指定史跡】徳島城跡
【国指定名勝】旧徳島城表御殿庭園

【歴史】１５８５年６月「四国攻め」で阿波へ攻め入った播磨国龍野城主蜂須賀小六正勝・
家政父子は、戦後の論功行賞で秀吉より阿波一国１７万５０００石を与えられた。正勝は高
齢であることを理由に嫡男家政に家督を譲ることを願い出て家政が入封。初め一宮城を居城
としたが、秀吉の命によって渭山丘陵〔猪山：標高６１ｍ〕を中心に築城を始め、翌１５８
６年に竣工。この時、渭津の地は徳島に改められ、阿波踊りは徳島城竣工祝いで町人達が無
礼講で踊ったことが起源とも云われる。家政は藩体制を強化して行く中で土豪の抵抗に遭い
、１５８６〜１５８７年「九州征伐」１５９０年「小田原征伐」１５９２〜１５９８年「文
禄・慶長の役」では軍役の負担に苦しんだ。１６００年「関ヶ原の戦い」の際、家政は領国
を豊臣秀頼へ返上、自身は出家して高野山へ入り、中立の立場をとった。嫡男至鎮〔妻が徳
川家康の養女万姫〕を徳川軍に参加させ、この策略が功を奏し、阿波国は安堵、徳島藩１７
万５０００石立藩に至った。至鎮は、１６１４年「大坂冬の陣」で活躍、１６１５年「大坂
夏の陣」の後、淡路国８万１０００石が加増され、阿波・淡路国２５万石６０００石の大名
になった。１６１８年「御壁書二十三箇条」を制定し、塩業に力を入れた。１６２０年至鎮
没後、１０歳の嫡男忠英が継ぎ、幕府の命で隠居していた家政が政務を取り仕切る。１６２
７年「裏書七箇条」を制定し、「御壁書二十三箇条」を補完。１６２９年忠英は藩政改革の
一環として支城の城番制を廃し、地方支配を再編制しようとした際、海部城城番７５００石
の益田豊後長行が反発。１６３０年無断で藩所有の木材を伐採して江戸で売ろうとした罪で
、１６３３年長行は知行地を没収され、大栗山へ幽閉、１６４６年江戸藩邸で処刑された。
忠英の後、１６５２年光隆−１６６６年光隆−１６７８年綱矩−１７２８年宗員−１７３５
年宗英−１７３９年宗鎮−１７５４年５月至央・７月重喜−１７６９年治昭−１８１３年斉
昌−１８４３年斉裕−１８６８年茂昭と続き、１８７１年廃藩置県を迎えた。１９０６年徳
島城跡は徳島中央公園の名称で開設され、１９４１年表御殿庭園は国名勝に指定。１９４５
年鷲の門は徳島大空襲で焼失し、１９８９年復元。２００６年国史跡に指定され、現在は曲
輪、石垣、水堀などが残る。

【所感】初回の２０１４年に訪ねた際は徳島城博物館・旧徳島城表御殿庭園が見れず、途中
でゲリラ豪雨に遭うハプニングもあって充分に撮ることは出来ませんでした。今回、天候は
イマイチでしたが、庭園も城内の櫓台・門跡も撮れて何とかリベンジを果たせた感じです。




隅櫓跡



隅櫓台





数奇屋橋



旗櫓跡



屏風櫓跡



屏風櫓台



月見櫓跡



月見櫓台



国史跡 徳島城跡の石碑



復元 鷲の門



下乗橋



大手桝形虎口（大手門跡・黒御門跡）



武具櫓跡



太鼓櫓跡



太鼓櫓台



枯山水庭の青石の橋・旧徳島城表御殿庭園【国指定名勝】



枯山水庭の切石橋（琴橋）・旧徳島城表御殿庭園【国指定名勝】



陰陽石・旧徳島城表御殿庭園【国指定名勝】



沢渡り・旧徳島城表御殿庭園【国指定名勝】



塩蔵門跡



西坂口・登城口







西三之丸御門跡



西三之丸・貯水場



材木櫓台





帳櫓台



帳櫓跡



西二之丸御門跡



西二之丸



本丸へ続く石段



弓櫓台



本丸西御門跡と弓櫓台



西馬具櫓台と本丸西御門跡



本丸



隠し門跡・本丸



清玄坊神社・南武具櫓跡・本丸



本丸東御門跡から見た下の石段



東二之丸



天守跡・東二之丸





東二之丸御門跡の石垣



東坂口・登城口



樹齢約６００年「竜王の楠」

　

海蝕痕



幕末期以降の石垣



蜂須賀家政公銅像