尾張 魚住城
Uozumi residence

魚住城跡【愛知県北名古屋市鹿田】
 洞雲寺【愛知県北名古屋市鹿田557】
 東光寺【愛知県北名古屋市弥勒寺東2丁目115】

【立地】平城
【別称】魚住隼人城

【歴史】時期は定かではない。鹿田城主大口右京進と共に斯波氏に仕えた魚住隼人正の居城
で、後に信長に仕えた。信長公記には、首巻「桶狭間の合戦」の行で“…魚住隼人、これら
の者が手に手に敵の首を取って、持って来た”とあり、巻一「入京し、畿内隣国を平定」の
行では”信長のお馬廻り衆の魚住隼人・山田半兵衛も有名な武勇の者である”とある。その
後、魚住氏は鹿田地区を離れ、1キロ程西の弥勒寺に移住したとされ、東光寺に魚住先祖の
石碑と位牌がある。城跡は洞雲寺付近と思われるが不明。


【所感】県道451号線鹿田信号を西へ曲がり、150m程進んだ右手に洞雲寺が在ります
。洞雲寺を中心に北蒲屋敷、南蒲屋敷、東蒲屋敷、西蒲屋敷、その西側に院田屋敷、丹波屋
敷と“屋敷”の地名が多く在ります。この何れかに魚住城が在ったと思われます。



 

洞雲寺〔写真:左〕魚住氏の菩提寺・東光寺〔写真:右〕