尾張 横根城
Yokone castle

横根城跡【愛知県大府市横根町寺田】

【立地】丘城

【歴史】豊後国本多郷の住人本多助定が室町幕府足利尊氏に仕え、戦功により、尾張国横根
、粟飯原を与えられたことに始まる。15世紀中期、定忠、定助の時、三河国伊奈郷へ移る
。定助の子助時は平八郎家の祖で、徳川四天王本多平八郎忠勝は5代に当たる。1583年
知多北部を領した水野忠重の家臣梶川五左衛門文勝〔秀盛〕が築城を始めるが、途中、成岩
城へ移り、廃城となる。現在は宅地、畑地に変わり、曲輪を形成する台地が残る。

【所感】国道155号線池下信号から、東へ250m程進んだ北側の民家裏に城跡とされる
台地状の畑地が在ります。東西に細長い畑地で、東側から一二三段に下がっています。高さ
5〜10m程の台地で、民家に囲まれて分かり辛くなっていますが、南北朝時代から在る古
い集落です。




横根城跡・畑地