尾張 堀田家住宅
Hotta residence

堀田家住宅【愛知県津島市南門前町1丁目2番地1】
 津島神社【愛知県津島市神明町1】

【立地】平地

【国重要文化財】堀田家住宅

【歴史】正徳年間(1711〜1716年)に築かれた堀田理右衛門の屋敷である。堀田理
右衛門家は津島神社の神官番頭大夫之定の次男之理(1573〜1668年)を初代とし、
福島正則の中小姓として仕えた。1601年正則が広島へ移った際、之理は津島へ帰郷。そ
の後、之瀰−資之−之茲−之仲−知之−憲之−美之−久之−善之と続いた。5代之仲の代で
、雑貨商、質業、酒造業などを営む商家となり、この時期に屋敷が築かれた。現在は国重要
文化財に指定されている。


【所感】県道68号線津島神社参道入口右横に堀田家住宅が在ります。入場料300円で住
宅内を見学、写真撮影が出来ます。係員の方と少しお話をしましたが、話が弾み、楽しい一
時となりました。堀田家住宅南の天王川公園に津島湊の常夜灯が在ります。津島湊は海運の
要所であり、津島の町を発展させ、近くの勝幡城主織田信秀も重視していました。信長も津
島湊、熱田湊を重視し、これらの物流で軍資金を得ていたとされます。また、楽市、楽座、
関所廃止の考え方は、湊から得た経済学が大きく影響していると思われます。


 

堀田家住宅【国重要文化財】〔写真:左〕津島湊の常夜灯〔写真:右〕