近江 観音寺城
Kannonji castle

観音寺城跡【滋賀県近江八幡市安土町石寺】
 観音正寺【滋賀県近江八幡市安土町石寺2】

【立地】山城
【別称】佐々木城・観音城

【国指定史跡】観音寺城跡

【歴史】1335年、繖山〔標高433m〕に六角氏頼が築いたとされるが定かではない。
その後、応仁の乱を含め、数々の戦乱を潜り、幾度も城郭の整備を行う。六角氏が代々続き
、1556年義賢の時、城郭全体を石垣で固め、鉄砲に対処出来るよう大改修を行う。足利
氏と密接な関係にあった六角氏は、1568年上洛の途についた織田信長を倒すことに失敗
し、甲賀へ逃がれる。観音寺城は廃城となり、隣の安土山に信長の安土城が築かれる。現在
参拝客が観音正寺を訪れ、山頂付近に本丸、石垣、参道途中に石垣が残されている。


【所感】山の中腹までは車で行き、その後は歩きで長い石段が続きます。息を切らして登り
切ると、観音正寺があります。更に山道を進むと石段があり、上り切ると山頂本丸です。本
丸内は木が生い茂り、奥には本丸虎口と石垣が残されています。山城はいつも、長い時間を
かけて登り、着いた時にはヘトヘトになってしまうのですが、曲輪や石垣を見ると「来た甲
斐があった」と達成感を感じます。



 

現存 参道の石垣〔写真:左〕本丸跡の碑〔写真:右〕


 

現存 本丸虎口の石垣