琉球 安慶名城
Agena castle
安慶名城跡・安慶名闘牛場【沖縄県うるま市安慶名1076】
【立地】平山城
【別称】大川グスク
【国指定史跡】安慶名城跡
【歴史】14世紀頃、天願川の南、琉球石灰岩の独立丘陵〔標高46m、比高28m〕に築
かれた輪郭式の平山城で、城主の安慶名按司〔大川按司〕は伊波按司の三男、或いは五男と
も云われる。初代安慶名按司は二男を屋良城・三男を具志川城・四男を喜屋武城の配し、三
代70年余に亘り、具志川一帯を支配してきたが、首里王朝の3代尚真王〔1477〜15
26年〕の頃、首里軍の攻撃でグスクの水源である天願川を断たれて落城したと云う。19
72年国指定史跡となり、現在は曲輪、石垣が残る。
【所感】安慶名城跡専用の駐車場はありますが、鎖が掛っていたので、闘牛場まで行って駐
車しました。闘牛場越しに見える壁のような内郭石垣は圧巻で、自然に近くまで寄って撮り
たくなります。登城口は東側の芝生広場側にあり、石段を登って行くと、途中、右手に外郭
石垣へ行ける場所があります。石垣上を歩いて左にカーブすると、先程、闘牛場から見た内
郭石垣の下に続いていることが確認出来ます。石段に戻って、更に登ると、右手に按司墓、
最後に内郭の入口となる城門に着きます。潜った右手に広がる平坦地が内郭の東エリア、左
手に進むと、西エリアです。特に西エリアは曲輪の囲む石垣がしっかり残っています。この
時、南側の外郭内部を確認していなかったので、可能なら次回、観察したいと思います。
闘牛場側から見た内郭石垣
安慶名城跡碑・登城口
登城石段
拝所・天正子の結び 大兼久眞澄繁座那志 中が世うみない母親
外郭石垣
登城石段
安慶名按司の墓
城門手前の内郭石垣
内郭の城門
内郭西エリア
内郭東エリア
内郭から見た外郭石垣と闘牛場