三河 赤羽根遠見番所
Akabane Tomi Bansho

赤羽根遠見番所跡【愛知県田原市赤羽根町西瀬古】

【立地】丘地

【歴史】1739年、田原藩は渥美半島太平洋岸の久美原・赤羽根に遠見小屋を設置。18
25年赤羽根村中村の断崖上〔標高26m〕に田原藩遠見番所が設置され、1833年近く
に大砲台も置かれた。断崖上に築かれた2棟の番所小屋は、田原藩家老渡辺崋山の絵図「参
海雑誌」に描かれており、大砲台は浜辺に在ったとある。1846年赤羽根沖に異国船が現
れ、田原藩が海岸防御体制が布かれている。現在は海岸浸食で滅失し、集落から海岸へ下り
る道沿いに土手が残ると云う。

【所感】国道42号線、県道419号線が交差する中村信号の1つ西の辻を南へ進むと、海
岸へ下りる道が在ります。この道の途中左手に崖地が在り、太平洋が望めますが、この丘陵
以南に遠見番所が在ったと思われます。





赤羽根遠見番所跡遠景