三河 荒尾館
Aro yakata
荒尾館跡【愛知県北設楽郡設楽町荒尾字根古谷】
【立地】丘地
【別称】荒尾村古城
【歴史】1435年頃、岩古谷山〔標高799m、比高390m〕山頂に菅沼三郎左衛門満
成が岩古谷城を築き、平時は西麓の荒尾館に居住したと云われる。満成は三河菅沼氏の始祖
土岐信濃守定直の子で兄定成は田峯菅沼氏の祖、定成の弟満成は荒尾菅沼氏の祖となる。1
508年満成の嫡男菅沼元成は長篠城を築いて移住し、長篠菅沼氏の祖となるが、荒尾菅沼
氏のその後は、1559年頃に菅沼道満、道満の子菅沼満成、1571年頃に菅沼満直の名
をみるが、歴代の繋がりはハッキリしない。現在は山林、社地となり、曲輪が残る。
【所感】国道274号線、国道473号線が交差する大田口信号T字路から国道473号線
を進みます。岩古谷山〔岩古谷城跡〕を通る提石トンネル北側口から1キロ程戻った左手の
県道433号線を400m程下ると、左手に円覚稲荷の看板と鳥居が在ります。この鳥居か
ら橋を渡り、少し上ると、直ぐに円覚稲荷に着きます。
円覚稲荷入口の桜〔写真:左〕円覚稲荷・荒尾館跡〔写真:右〕