三河 小豆坂古戦場
Azukizaka battleground

 小豆坂古戦場【愛知県岡崎市戸崎町・竜美大入町・不吹町・羽根町・大西町・美合町】
光ヶ丘女子高校【愛知県岡崎市大西町奥長入52】

【立地】丘地

【市指定史跡】

【歴史】1548年3月13日、今川義元は太原雪斎を大将とする大軍を西三河へ送り込み、御油・山
中を経て、藤川へ入った。今川軍出陣を知った織田信秀〔信長の父〕も出陣し、笠寺・鳴海を経て、1
4日安祥城へ入った。更に矢作川を渡って上和田城へ移り、15日未明、馬頭原〔岡崎市〕へ向けて出
陣した。今川軍も同時刻に上和田城へ向けて出陣したところ、小豆坂付近で遭遇して合戦となる。松平
家家臣酒井正親らの活躍で今川、松平軍が優勢の中、両軍は兵を引き、今川軍は藤川へ、織田軍は安城
城へ引き揚げた。この後、1560年「桶狭間の戦い」まで両軍の攻防が続いた。1542年にも同戦
いがあったという説もあるが、両者の状況、背景を考えると、無かった説が強い。

【所感】県道48号線、県道26号線光ヶ丘女子高校前信号交差点の南50m東側道沿いに石碑が立っ
ています。道に囲まれた三角州に在り、道路、住宅など、嘗て古戦場であった名残りが全くありません
。小豆坂古戦場・血洗池跡・槍立松の石碑と歴史看板が木々と共にあるだけですが、松平家、家康を好
む私としては訪ねておきたい場所の1つです。




小豆坂古戦場の石碑

 

血洗池跡の石碑〔写真:左〕槍立松の石碑〔写真:右〕