三河 道満館
Doman residence
道満館跡【愛知県北設楽郡設楽町清崎字柿木貝津】
清嶺小学校【愛知県北設楽郡設楽町清崎字箱上24】
多宝寺【愛知県北設楽郡設楽町清崎字柿木貝津31】
【立地】山腹
【別称】道満屋敷
【歴史】時期は定かではない。標高290m、比高30mの山腹に築かれ、菅沼道満の館と
される。道満は長篠菅沼氏の一族で、1559年頃、荒尾の岩古谷城を子満成に譲り、東田
内〔清崎〕に屋敷を築いて移った。1571年「長篠、設楽ヶ原の戦い」で武田勢と戦い、
横山村永畑で討死したと云う。道満の子に満成とあるが、荒尾菅沼氏の始祖菅沼道成ではな
い。現在は山林となり、曲輪が残る。
【所感】清嶺小学校が在る国道257号線清崎信号を東の県道433号線へ入ります。直ぐ
に右折して野々瀬川の橋を渡り、更に右折します。少し走ると、左手に急坂の多宝寺への道
が在り、上ると駐車場が在ります。館跡は左手の墓地側ではなく、本堂前を過ぎた正面に壊
れた鳥居が在る場所が登城口です。ジグザクに道を上ると、広い平坦地に道満稲荷社が在り
ます。本殿裏手に土塁のような盛り上がりが在りますが、猪垣とのことです。
多宝寺〔写真:左〕多宝寺から見た城ヶ峯砦跡〔写真:右〕
道満稲荷社・道満館跡〔写真:左〕道満稲荷社裏手の土塁・猪垣か〔写真:右〕