三河 江原城
Ewara castle
江原城跡【愛知県西尾市江原町屋敷】
妙喜寺【愛知県西尾市江原町屋敷16】
【立地】平城
【別称】江原砦・江原古屋敷
【歴史】文明年間(1469〜1587年)頃、小笠原氏が江原に住んで江原姓を名乗ったとされる。
初代江原源太郎忠家−2代江原源太左衛門忠宗−3代江原丹波守忠法と続き、4代江原丹波守忠次は、
1560年「桶狭間の戦い」の際、今川軍で参戦して討死した。忠次の末弟、或いは息子ともされる孫
三郎は、藤太夫忠盛と云い、1563〜1564年「三河一向一揆」の際、一揆方で参戦したが、妻の
実家である幡豆城主小笠原広重に加勢したものとされる。しかし、途中で降伏して所領を安堵され、1
590年「小田原征伐」に参戦後、上総国富津へ移り、1614年に没した。江原城は永禄年間(15
58〜1570年)に廃城になったとされる。現在は住宅に変わり、個人宅庭に土塁が残る。
【所感】国道23号線小島インターを降り、小島インター信号を東へ進み、200m程進んだカーブ辺
りを左へ入ると、150m程で右手に見える藪が城跡宅です。北側へ回り込み、藪の中を覗いたら、竹
が生える1m程の高さの土塁と倒れた五輪塔が在りました。
土塁
江原丹波守菩提所の石碑・妙喜寺〔写真:左〕江原丹波守一族の墓・妙喜寺〔写真:右〕