三河 船形山城
Funagatayama castle
船形山城跡【愛知県豊橋市雲谷町上ノ山】
龍岩院【愛知県豊橋市岩崎町シズ6】
小林モータースKM1【愛知県豊橋市岩崎町前田14】
【立地】山城
【別称】舟方山城・船形城
【歴史】明応年間(1492〜1501年)、標高276m、比高200mの山頂に築かれ
、今川氏親の武将多米又三郎の居城とされる。1493年戸田宗光は船形山城に対抗して二
連木城を築き、1499年遠江国の諏訪氏らと船形山城を攻め、多米又三郎は討死した。し
かし、直ぐに掛川城代の朝比奈泰以に奪回され、戸田宗光は討死。その後、今川氏の領地と
なった。1560年「桶狭間の戦い」で今川義元が討たれると、1564〜1568年家康
の三河平定→遠江侵攻の時期は、小笠原安元、広重、信元の居城となる。現在は山林、豊橋
自然歩道となり、曲輪、堀切、土塁が残る。
【所感】龍岩院の東500m・小林モータースKM1の東40mに「普門寺自然歩道」の起
点が在り、この道が船形山城跡へ行く最短ルートになります。普門寺自然歩道は手洗〔この
起点〕⇔普門寺峠⇔普門寺を結ぶルートでしたが、2022年9月普門寺峠⇔普門寺間が閉
鎖。標柱は普門寺自然歩道のままですが、現在の名称は「船形山自然歩道」です。起点から
山へ向かって歩くと、登山口に標柱「普門寺峠まで0.8km」が立っています。「豊橋自然
歩道ガイドブック」には所要時間:40分とありますが、私は写真を撮りながら歩いて30
分でした。普門寺峠を右へ曲がり、尾根道〔豊橋自然歩道の本線〕をしばらく歩くと、丸太
階段の手前に城郭東端の堀切があり、船形山城跡で最も良好な遺構です。丸太階段を上った
場所が主郭〔東西40m、南北10m〕で東・北・西を土塁で囲み、南側には腰曲輪が横た
わっています。北側の土塁は豊橋自然歩道になっており、道沿いに虎口跡もあります。主郭
は鉄塔と雑木林、腰曲輪も雑木林になっています。主郭を過ぎると、少し分かりづらいです
が、腰曲輪は2段あり、丸太階段を下ります。暫く歩いて岩が露出したジグザグ道を下りて
行くと、谷部に堀切状のものが3条連続しますが、これは峠道による切通しのようです。鎌
倉街道も通っていたようなので、船形山城は街道のおさえとして築かれた城のようです。







城跡までの登城道


主郭東側の堀切

高圧鉄塔

主郭東端の土塁

土塁

主郭・雑木林

主郭南側の腰曲輪・雑木林

腰曲輪を二分する竪堀・雑木林

虎口跡

主郭西端の土塁

主郭西側の腰曲輪・豊橋自然歩道沿い


豊橋自然歩道

切通し・峠道の遺構@

切通し・峠道の遺構A

切通し・峠道の遺構B
