尾張 布土烽火台
Futto Noroshidai
布土烽火台跡【愛知県知多郡美浜町布土字祭山】
布土保育所【愛知県知多郡美浜町布土字南亀井95−2】
布土公民館【愛知県知多郡美浜町布土字南亀井79】
知多カントリークラブ【愛知県知多郡武豊町冨貴】
【立地】丘地
【歴史】1850年代、標高56mの丘陵上に置いた尾張藩
の烽火台で、知多半島に於ける大井・内海烽火台と長尾山烽
火台の中継を目的に設置された。師崎で異国船を発見した場
合、師崎から順に大井→布土→長尾山→亀崎→緒川→大高と
烽火を揚げ、最終的に熱田→名古屋城二之丸・評定所へ注進
することになっていた。同時に早飛脚を走らせる為、大井→
矢梨→河和→布土→大足→成岩→乙川→藤江→緒川→大府→
大高→熱田に早飛脚継場も置かれた。現在は山林、畑地に変
わり、遺構は無い。
【所感】国道247号線布土信号交差点を西の県道273号
線へ入ります。川沿いの道になりますが、名鉄河和線を潜り
、左手の布土保育所・布土公民館を過ぎ、右手の橋2本目を
渡り、山間の砂利道を北方へ進むと、祭山池に着きます。更
に進むと、祭山新池で行き止まりです。烽火台跡は祭山池の
北に突き出た丘陵の最高部で、「狼煙山」と呼ばれているそ
うです。知多カントリークラブ南側の尾根道から烽火台跡〔
畑地〕へ向かう道が在りますが、草が生い茂り、塞がれたよ
うな状態になっています。
布土烽火台跡