三河 浜城
Haman castle

          浜城跡【愛知県北設楽郡設楽町東納庫字浜居城】
    ENEOS納庫SS【愛知県北設楽郡設楽町東納庫字下林2−11】
グループホーム設楽名倉の家【愛知県北設楽郡設楽町東納庫字古松4】

【立地】山城
【別称】寺脇村浜ノ城

【歴史】時期は定かではない。標高881m、比高220mの山頂に築かれた寺脇城の詰城
とされる。城主は戸田加賀守〔奥平信光〕。平時は名倉諸城を監視し、有事は敵の侵入に備
えて哨戒を行う要害であったと云う。現在は山林となり、曲輪、堀切、竪堀が残る。

【所感】浜城跡の登城口は寺脇城跡本曲輪の北東に位置し、「浜城登り口」の標柱が立って
います。標柱の側面に「比高約180m 距離約1600メートル この先案内板はありま
せん」と書いてある通り、道中・浜城跡に一切看板が無いので、登城道を得る為には、寺脇
城跡本曲輪にある「寺脇城址・浜城」の看板に描かれた登城道を参考にする必要があります
〔私は自宅で写真を拡大印刷して持参しました〕。登城道は谷の場所が分かり辛く、最後の
尾根以外は存在しており、途中、分岐や合流する道を見掛けるので、ショートカットや近道
もありそうです〔試してはいませんが〕。写真の谷@は谷の奥に道が現れ、谷Aは谷を横切
る道、谷Bは右手の斜面を直登する形になります。谷Bからピーク@に乗っかり、ピークA
→ピークBを経て、最後の登りで主郭南西の腰曲輪に着きます〔現在地を確認するために、
私は国土地理院のアプリを使っています〕。浜城跡はシンプルな縄張りで、主郭の三方を腰
曲輪が囲み、北側に二重堀切、西側の腰曲輪を二分する竪堀があるというものです。堀切A
の奥に水平の尾根が続くので、駐屯にも対応出来そうです。寺脇城の詰城「浜城」は登城口
から730mも奥まった山頂に在り、登城道は長くなってしまいますが、急傾斜を極力押え
た登山者に優しい道造りになっています。







国道257号線→駐車場までの道



駐車場・八幡神社西隣り







駐車場→寺脇城跡入口までの道



伝 初代城主後藤弾正の墓



大手門



枡形虎口



















寺脇城跡→浜城跡登城口









































登城道







主郭南西の腰曲輪



主郭西側の腰曲輪を二分する竪堀



主郭西側の腰曲輪



主郭北側の二重堀切@





主郭北側の二重堀切A



二重堀切Aの北に続く尾根



主郭東側の腰曲輪





主郭