遠江 火ヶ峰東砦
Higamine east fort

火ヶ峰東砦跡【静岡県掛川市中・西ヶ谷・中方】

【立地】丘城
【別称】火ヶ峰砦

【歴史】高天神城の東北東2.1キロに位置し、「第2次高天神城の戦い」に備えて標高73
m、比高30mの丘陵上に築かれた徳川方の砦である。『三河物語』でいう「高天神六砦」
の一つで、大須賀五郎左衛門康高が布陣した。1581年3月高天神城が落城し、砦の役目
を終えた。現在は山林となり、曲輪が残る。

【所感】登城口は他にもあるかもしれませんがが、私は遺構到達に最も近い松下商会の北塀
から登ることにした。国土地理院地図を見ると、砦跡に近い所まで道が伸び、先が二又にな
っていますが、真っ直ぐ伸びた左側の道を最後まで行きます。そこから杉林を直登すると、
直ぐに平坦地に着き、左のスロープ状の道を上がって右に折れ、次の平坦地の乗ります。少
し奥へ進んで段差の低い場所から左へ上がれば、坂虎口・堀切辺りに着きます。直登自体は
問題ありませんが、松下商会北塀の道にセンダン草〔通称:ひっつき虫〕が群生しており、
衣服に種が沢山着くので覚悟が必要です。私は種が着きにくい素材で少なくて済みましたが
、ストックで叩くと直ぐに種が落ちるので、多少はマシかもしれません。縄張り図を見なが
ら撮影しましたが、主要部となる曲輪@と周辺の腰曲輪、堀切+土塁、竪堀、坂虎口は遺構
のように感じますが、坂虎口の隣りに在る堀切は後世に穿たれた切通しのようにも感じます
し、その東側に並ぶ5段平坦地も曲輪なのか、耕地跡なのか分かりません。曲輪@の北西に
土橋のような道がありますが、片側は平坦地、反対側も竪堀に掛かっていないので、これは
形だけのものと思われます。他にも登城途中の曲輪のような平坦地も植林の際に削平したも
のか、曲輪を利用したのか…分からない点が多い砦跡です。




東から見た火ヶ峰東砦跡



登城口

















登城道



堀切〔切通しか〕





南西尾根



坂虎口



曲輪@南東側の腰曲輪A



曲輪@南西側の腰曲輪A



曲輪@・主要部





曲輪@北東側の堀切と土塁



竪堀と土橋に見える道





北西尾根











5段平坦地