三河 日影城
Hikage castle
日影城跡【愛知県豊田市上脇町日影・小梅・坂上町市下空田】
【立地】山城
【別称】上脇曲輪・砦ヶ峰城・上脇日影城
【歴史】砦ヶ峰〔標高418m、比高100m〕の山頂に築かれ、松平氏の城ともされるが、確証は無
い。1571年武田信玄の三河侵攻で、足助から桑原〔岡崎市〕へ向い、岡崎衆と合戦をして敗退の際
、本隊は二本木・重田和・酒呑を通って退却したが、山縣三郎兵衛は上脇を通って引き下がったと云わ
れている。おそらく上脇日影城の下と通る坂上町→上脇→巴川〔足助街道〕へ抜ける道と思われる。現
在は山林、反射板が設置され、曲輪らしき平坦地が在る。
【所感】砦ヶ峰は上脇町日影、坂上町下空田、上脇町小梅の境界になっている山です。登城は上脇集落
側から砦ヶ峰〔城跡〕へ向かって伸びている悪路を進み、途中から山道へ入ります。悪路は「反射板」
、山道は「REF」の標柱が立ち、佐切反射板〔城跡〕まで導いてくれます。城跡の佐切反射板は、施
設建設の為、平坦地になっており、端に土塁のようなものが在りますが、削平時の残土のように思われ
ます。反射板手前の尾根は曲輪の様でもあり、自然地形にも見え、よく分かりません。
登城口〔写真:左〕登城途中の巨石〔写真:右〕
曲輪か・佐切反射板東側の尾根
城跡に在る三角点
曲輪か・佐切反射板