尾張 比良城
Hira castle
比良城跡【愛知県名古屋市西区比良3丁目】
光通寺【愛知県名古屋市西区比良3丁目501】
蛇池神社【愛知県名古屋市西区比良1丁目291】
【立地】平城
【別称】佐々城・佐々成政城
【歴史】天文年間(1532〜1555年)、佐々成政の父佐々成宗の築城とされる。1536年成宗
の五男として成政が生まれる。14歳から信長に仕え、1560年比良城主となる。黒母衣衆の筆頭と
して活躍し、1575年越前国府中3万3000石で小丸城を得る。1580年頃、越中国平定に関わ
り、1581年越中国半国、1582年越中国一国の守護となり、富山城を居城とした。1587年九
州平定の論功行賞で成政は肥後国主となるが、国内一揆の平定に失敗し、1588年秀吉の命で自害す
ることになる。現在は光通寺に変わり、境内墓所奥に石碑が立つ。
【所感】光通寺の入口に比良城跡の看板が立ち、西隣りの墓地に佐々成政城址の石碑が在ります。比良
城は新川・庄内川・真地蔵川に囲まれた「小城には当城ほどのよき城なし」と好評の水城だったようで
す。光通寺の南600m程の蛇池には、大蛇を見たという村人の話を聞いた信長が、大勢の家来や付近
の農民を集めて池の水を抜いて調べたというエピソードがあります。
佐々成政城址の石碑・光通寺〔写真:左〕光通寺〔写真:右〕
蛇池神社〔写真:左〕蛇池〔写真:右〕