尾張 廣井城
Hiroi castle

廣井城跡・洲崎神社【愛知県名古屋市中区栄1丁目31−25】

【立地】平城

【歴史】天文年間(1532〜1554年)、中村氏の居城とされ、以後、社家が廣井村を
支配したとある。1610年福島正則が普請奉行を務めた堀川の工事は当地から始まり、天
王崎港の名で栄えた。港の東岸には北から御蔵〔尾張藩7万石の米を収蔵〕−御普請方役所
−御舟方役屋敷〔享保年間(1716〜1735年)、洲崎神社北側に築かれた尾張藩船奉
行千賀志摩守の屋敷〕−洲崎神社〔江戸期は廣井天王・天王崎神社〕−御船手役所−水主屋
敷が建ち並んだ。堀川に架かけられた橋は五条橋・中橋・伝馬橋・納屋橋・日置橋・古渡橋
・尾頭橋の七橋で、天王崎橋、新洲崎橋は後に架けられたものである。

【所感】名古屋高速2号東山線が走る若宮大通の新洲崎橋東信号交差点の北に洲崎神社が在
ります。城跡として訪ねましたが、堀川や七橋の方に興味が行ってしまいました。一度、熱
田湊から名古屋城まで堀川沿いを歩けたら…と思います。



 

廣井城跡の看板・洲崎神社入口〔写真:左〕洲崎神社・廣井城跡〔写真:右〕

 

堀川・天王崎港跡辺り〔写真:左〕御船手役所跡の看板・堀川沿い〔写真:右〕