三河 広沢城
Hirosawa castle

広沢城跡【愛知県豊田市猿投町洞・城ヶ峰】
 東昌寺【愛知県豊田市猿投町大城4】
仁大病院【愛知県豊田市猿投町入道3−5】

猿投神社【愛知県豊田市猿投町大城5】

【立地】山城
【別称】城ヶ峰城・猿投村古城

【歴史】城ヶ峰南の標高289m・比高160の頂に築かれた山城で、小原の市場城落城後、当地に逃
れた鈴木越中守重行の城とされるが、ハッキリしない。現在は曲輪、堀、櫓台が残る。

【所感】真下を東海環状自動車道〔トンネル〕が走る広沢城跡。猿投神社裏手、東昌寺前の猿投山登山
者用駐車場に車を止めて登りました。東昌寺前から北へ進み、猿投川の橋を渡って50m程進んだ左側
「模範展示林」の白い標柱の場所から山へ入ります。15m程進んだ直ぐ右手の山道を登り、尾根道に
乗ります。少し歩くと左手に山神碑が在り、その後、赤黒の低い杭K35〜K58が道標の様に城跡ま
で続いています。初め、尾根道は傾斜も緩やかで普通の道ですが、次第にアップダウンが増え、花崗岩
が砕けた砂と木の根の道へと変わります。白い砂道は大変滑り易く、木の根に足を引っ掛けると滑落も
充分有りえるので、ゆっくり確実に足場を選んで歩くこと必要です。最後、丸太段→梯子→丸太段を登
り切ると、最初の郭〔東曲輪〕に着きます。広さはそこそこあります。次に堀切のような谷を過ぎると
、傾斜地に広沢城跡の看板が立ち、少し登った櫓台の場所が主郭のようですが、最初の郭により平坦部
が狭く、自然地形のようにも感じます。奥には堀切のような谷が在り、平坦地が3段程続いています。


 

山神碑〔写真:左〕赤黒杭K58〔写真:右〕

 

登城道・花崗岩の砂道〔写真:左〕登城道・城郭手前の丸端段と梯子〔写真:右〕



東の曲輪



東の曲輪−主郭間の竪堀



主郭斜面に立つ広沢城跡の看板



主郭の櫓台



広沢城跡遠景