三河 法華城
Hokke castle

        法華城跡【愛知県北設楽郡設楽町東納庫字足丁・福島】
設楽福祉村キラリンとーぷ【愛知県北設楽郡設楽町東納庫字松山6−3】

【立地】山城

【歴史】時期は定かではない。標高765m、比高100mの山頂に鍬塚城と名倉諸城の繋
ぎの城として築いたと云う。城主は松沢松念と伝わり、法華宗の僧ではないかとされるが、
定かではない。現在は山林となり、曲輪が残る。

【所感】法華城跡の登城口は「設楽福祉村キラリンとーぷ」入口から南東へ450m〔途中
、橋を渡る〕進んだ道が90度南へ曲がる地点〔電柱・カーブミラー・法華城址登り口の標
柱アリ〕に在ります。近くに駐車場が無い為、私は更に200m南下した左手の道〔道幅が
広い〕の入口に止めさせて頂きました。登城口から直ぐ右へ入り、舗装路を経て、砂利道を
暫く歩くと白鳥神社〔地図には載っていない〕に着きます。神社前を通り過ぎた場所に「法
華城址登り口」の標柱があり、ここから山道です。沢を渡り→崩落箇所を横切り→松の木辺
り→すり鉢状〔断面が〕の谷を直登します。尾根に乗ったら、右の頂を目指して登れば法華
城跡です。城跡には法華城址碑・御嶽大神碑・秋葉山の祠があり、奥の斜面に狭〜い平坦地
が2つ有ります。城址碑周辺は平坦〔石碑設置の際に削平したか〕ですが、御嶽大神碑の背
後から少しづつ傾斜して自然地形感が増して来ます。城となっていますが、狼煙場・物見レ
ベルの砦のようです。下山時に分かりづらいポイントがすり鉢状の谷から山道に戻る場所に
なりますが、もし分からなくなったら、右手に松の木を目印に山林内へ入りましょう。登城
道は前半の7割〔〜白鳥神社〕が舗装路+砂利道〔軽トラで神社まで行ける〕、残りの3割
〔白鳥神社〜〕が山道。全体的に緩やか上って行くので、トレッキングポールが無くても登
れる初心向けの山城です。ただ、法華城跡を示す標柱が「登城口」「白鳥神社」「山頂」の
3箇所しかないので、沢の辺りや表層崩壊の場所にもあると分かりやすいと感じました。




駐車スペース



法華城跡登城口





























登城道







山頂の曲輪





山頂北側の狭い平坦地