美濃 本陣山城
Honjiyama castle

     本陣山城跡・御嵩城址公園【岐阜県可児郡御嵩町御嵩】
御嵩町B&G海洋センター・南山公園【岐阜県可児郡御嵩町御嵩2777−28】

【立地】山城
【別称】霧隠城・御嵩城

【歴史】天文年間(1532〜1554年)、御嵩を拠点とする小栗信濃守が築いたとされ
る。それまでの権現山城に代わり、より強固な城とする為、新たに本陣山城〔標高241m
、比高60m〕を築き、双方合わせて「御嵩城」と称する。1552年美濃高山城攻略の際
、甲斐武田氏の家臣平井頼母らの援軍を得て小里出羽守光忠、遠山与助の攻撃で降伏、武田
氏に属することになる。1574年明知城の後詰に向かう途次、織田信長・信忠が御嵩に陣
を置いたというが、御嵩城の可能性がある。現在は公園造成で姿を変え、曲輪が残る。


【所感】国道21号線南山団地入口信号交差点を南へ曲がり、南山団地へ向かって坂道を9
00m程上がると、交差点の上に「←御嵩城址公園」「南山公園→」の看板。この辻を左折
してS字カーブを上り切ると駐車場です。南山団地は本陣山城跡で東西2つに分断されて出
来ており、それらを南山トンネルで繋ぐ形になっています。駐車場の隅に御嵩城址の看板と
城址碑が立っており、登城道は丸太段と軽自動車が登れるスロープ状の道が有りますので、
どちらから登ってもOKです。現地の縄張り図を見ると、本丸と二ノ丸間に堀切、二ノ丸の
中央に堀切と書かれてます。しかし、現場で確認してみると、本丸−二ノ丸間は雰囲気だけ
は残るが、二ノ丸においては堀切の雰囲気すら無い状態です。駐車場も広くて、直ぐに城跡
まで到達出来るいい環境ですが、公園造成で曲輪しか感じられない点は残念です。






南の駐車場から見た登城道



城跡から見た駐車場と登城道



展望台から見た曲輪2・御嵩城址公園





曲輪1の展望台・御嵩城址公園



展望台から見た曲輪1先端と市街地